「宇宙をもっと身近に!」 学びの心に火をつける
広尾学園小石川中学校 様
行動制限がない中での初の宿泊研修に生徒の皆さんはもちろん、先生方からも大きな期待が寄せられました。本研修では、宇宙や最先端技術に触れながら、生徒同士が協力して目標にチャレンジし、同校の教育方針である『自立と共生』の精神を育むことができるプログラムをご提案しました。第2学年の皆さんがいきいきと取り組んだ研修の様子をご紹介します。
目的・ご相談内容
- 「本物に触れる」というテーマのもと、同校が力を入れるキャリア教育の一環として今回の宿泊研修が企画されました。先生方からは「校内では実施が難しい最新の技術を体験することで自分の夢や将来のことを考える」キャリア形成の場となること、「共同生活をすることでルールや時間を守るといった規律を身につける」人格形成の場となることが本研修のゴールとして期待されていました。
- 【実施内容】 本研修は1泊2日で行われ、1日目はドローン体験とリアル天文教室、2日目はドローン撮影した動画を編集するワークショップを実施しました。有名アーティストのライブなども手掛けるトップクラスの技術をもつfly株式会社がドローン体験を担当。リアル天文教室では宇宙案内のプロである「星のソムリエ®」資格をもつ当社スタッフが講師を務めました。
- 各クラス2名×3クラス=約6名を1班として計20班で活動。班のメンバーはその場で発表され、コースやクラスの区別なくそれぞれがフラットな関係性で協力しながら課題に取り組みます。
- ドローン体験では、機体構造や基本操作、カメラワーク、編集技術等を学びながら自分たちでドローンを飛ばし、班ごとに映像作品を制作して発表。リアル天文教室では、天体シミュレーションソフトで宇宙の大きさを実感し、天体望遠鏡で星空を観察しました。
課題
- 広尾学園小石川中学校では探究学習実施の際、これまでは先生方が中心となって外部団体に1件1件協力をお願いしていました。「協力してもらえる団体を探すのはかなり大変です。運良く見つかっても、ワークショップの準備や場所の確保など、協力先には負担がかかってしまいます」と先生方は話します。
- 「ミライ塾」では、最先端の技術や知識を通じて生徒が自ら計画して探究できる宇宙学習プログラムをご提案。すべてのプログラムをワンストップでご提供するため、学校側の負担軽減が可能になります。また、開けた空の下で生徒の皆さんが気兼ねなく声を出してのびのびと安全に活動でき、ドローンを活用するワークショップのためにドローン飛行させることのできる広いグラウンドや体育館等を備える千葉県「リソルの森」を宿泊地に選定しました。
効果
- 「座学」→「野外ワーク」→「専門家からのフィードバック」というプロセスを通し、校内では体験できない学びを得る機会となりました。先生が指示を出さなくても自主的に行動し、班で話し合いながら課題に一生懸命取り組む生徒の皆さんの姿に、先生方も感慨深い様子でした。学校とは違った生徒たちの一面が見られるのもメリットです。
- 【生徒の皆さんの感想】 「ドローンを広い場所で思いきり飛ばせて楽しかった」 「班はできたばかりだけど、協力してすぐに仲良くなれそう」 「ドローンを使って何をすれば面白いかを考えるのが楽しかった」 「今まで上から物を見ることがなかったけれど、ドローンだと普段見えないものが見えてくる。物事の表だけでなく裏も見るとか、違う視点に立って考えることが大切だと思う」 「宇宙はわからないことばかりだから、ワクワクする」 「東京だと星が少ししか見えないから、星空を見て、宇宙がどういうところか考えたい」 「授業では習わないような宇宙のことを知ることができた」
- 【先生の感想】 「文系理系を問わずにドローンや宇宙を身近に感じることができる機会になった。『自分は文系だと思っていたけれど、理系の分野も面白そう』といった気づきがあるのでは」
おすすめ
ポイント
日本旅行が提供する「ミライ塾」は、宇宙と最先端技術にふれるプログラムを多数ご用意しております。
探究体験に正解はありません。仮説計画を立てて、実践、検証していくプロセスを、宇宙や最先端技術の専門家から楽しく学ぶことで、探究の楽しさを感じていただけると思います。そこに加えて、空間把握能力やデザイン思考、クリエイティブな思考や表現、そして初めての班で行う共同作業を通じてのチームワークの大切さなども学んでいただけることが、このプログラムの最大の魅力です。ぜひ一度、プログラムを体感ください。